この選挙制度はおかしい
衆院選挙が終わり、もうすぐ1ヶ月がたつが、
いつもながら結果には驚く。
投票率が53.8%と大変低く、台風の影響も有った。
選挙委員会に電話して、台風で被害を受け、
避難している人もいるのに選挙どころじゃないだろう。
明日まで投票を延期にしたらどうだと言ったが、
そういう所では翌日まで延期したそうだが、
テレビで選挙速報ばかりで、各地の被害の放送がほとんど
無かったのは、どうしようも無い事だろう。
台風で投票率が低ければ、与党が絶対的優位になると思ったが
はたしてそうなった。
自民党の小選挙区の得票率48%で議席数の75%を取るという
とんでもない状況になった。
単純に考えても、全有権者のたった25%の票しか獲得して
いないのに、なんと75%もの議席を獲得した。
そして、又又国民の知る権利をドンドン削いでいく。
全くこんな選挙制度で良いのかと考えさせられる。
比例区では自民党の得票率は33%で66、
立憲が20%で37、希望が17%で32、
自民の比例区総議席にたいする獲得議席数の
割合は37%、立憲21%希望18%でほぼ民意を表している。
どうもこの小選挙区制が非常におかしいと言わざるを得ない。
各小選挙区で1対複数でやるとどうしても1の方が勝つ
可能性が遙かに高い。
そして複数の方には大量の死に票が生まれる。
与党に非常に有利な選挙制度で、民意がくまれにくく、
少数意見が小池知事のいわゆる排除になる。
小選挙区制度を改め、中選挙区制もしくは中選挙区
比例制度に改めないと、10年後20年後にはとんでもない
日本になっている可能性がある。
今までの日本は、与党の暴走を食い止めてきた
リベラルという構図で今の日本がある。
何か解らないが、リベラルが良くないという風潮が
生まれているのは、この国にとって本当に好ましくない。
自由と平和は努力しないと、守られないのは歴史を
見れば解る。
そして、保守2大政党の先進国など無い。
アメリカにしろ、共和が保守、民主がリベラルの性格を持つ。
他の国は保守と労働、民主に大体が分かれる。
間違えた政治に対して、政権交代もできやすい。
そういうことに対して無関心な者達が非常に多い。
権力は集中すると暴走する。
分散することが非常に重要である。
どんどん国民の知る権利に制限を設けている与党が
全有権者の25%の支持で、憲法を変えていくのは
非常に危険な事だ。自衛隊のことを言っているのでは
無い。基本的人権が危険だと言っている。
選挙制度の改革と、選挙に参加する特典
などを作り、投票率アップと民意が明らかになる様な選挙制度
を作らないと非常に危険だと思う。
これは終戦後の壊れた建物がまだ残っている時に少年期を
過ごした者の意見である。