遠野の旅 回想33
=遠野の巨石文化=
==天狗==
続石の当たりには、いたる所に熊に注意という立て札がある。そして、天狗が出そうな雰囲気である。
同じ人、ある夜山中にて小屋を作るいとまなくて、とある大木の下により、魔除けのサンズ縄をおのれと木との巡りに三囲引きめぐらし、鉄砲竪に抱えてまどろみたりしに、夜深く物音のするに心付けば、大なる僧形の者赤き衣を羽のように羽ばたきして、その木の梢に蔽ひかかりたり。すはやと銃を放せば、やがてまた羽ばたきして中空を飛びかえりたり。この時の恐ろしさも世の常ならず。前後三たびまでかかる不思議に遭ひ、そのたびごとに鉄砲を止めんと心に誓い、氏神に願掛けなどすれど、やがて再び思い返して、年取るまで猟人の業を棄つる事あたわずとよく人に語り足り。(遠野物語62)
=弁慶の昼寝場=

= 泣石 =

= 不動岩 =

= 山の泉 =
この水は甘露、甘露。水割り用に持って帰った。

= 山の神、天狗のいたずら? =
